淡水・海水併用型環境浄化剤『バイオコロニー』

バイオコロニー』は、世界的ハイレベルの遺伝子工学の技術から生まれた数種類の強力な 変異菌の郡居体で、休眠状態のバクテリア菌製剤です。変異菌とは世界で最良と評されるバク テリア菌を元に競合培養で特にタフで優秀な親菌にＵＶライト、亜酸化窒素、８−アザグァニン突然変異誘起剤などで突然変異を 起こさせたものです。それらは親菌の持っている性質はもとより親菌の持つ個性を変異技術によって強化増大させたものです。 これらは遺伝子工学的には完全なる別質菌です。突然変異を起こさせたバクテリア菌は通常の汚水条 件下で最も強く生息できるものが選別されます。 また、バイオコロニーが開発されるまでは水深の深いダムや湖沼、港湾、干潟などでは微生物が流されてし まうために利用できませんでした。
しかし『バイオコロニー』は特殊岩石（砂状のゼオライト）に微生物を培地したため微生物が流され ず、湖底や海底の汚水、汚泥、悪臭を浄化することができます。
また、好気性・通性嫌気性菌(酸素があるところでもないところでも、生存できる微生物)ですので溶存酸素がない所でも 曝気装置の必要がないので広範囲の浄化ができ、撒布後の維持管理費が掛からない画期的浄化剤です。

『バイオコロニー』〜水質浄化の課程〜

汚染状態にある水中に『バイオコロニー』を撒布しますと、休眠状態にある有用微生物（バチルス （和名 枯草菌）の突然変異菌、以下微生物）が細胞分裂を始めます。
微生物は細胞分裂を繰り返しながら（72世代まで）、アンモニア、亜硝酸、硝酸、高ＢＯＤ溶水、澱粉、硫黄化合物、硫化水素、 メタン系とその関連有機化合物の含有汚泥土を餌として吸収分解します。
ヘドロの成分である有機化合物を浄化すれば、溶存酸素が増え、水質が浄化できるのです。
水中に取り込める酸素がないくらいにヘドロ化、汚染された水域の場合、一般の微生物はほとんどが 好気性菌類であるため、活動することができません。
しかし、バチルス菌は通性嫌気性菌なので、好気性から嫌気性の性質に切り替えて、有害物質である 二酸化窒素、硝酸に含まれる酸素を取り込んで活動できるのです。

浄化剤撒布前の浄化槽		浄化剤撒布後の浄化槽

こうして汚泥は微生物により浄化され、自然の泥（土）だけが残ります。
細胞分裂は撒布後４ヶ月〜６ヶ月でピークを迎え、その後は微生物は徐々に死滅していき、その死骸で ある有機物は他の微生物の餌となりますので、ほぼ完全に消滅します。

『バイオコロニー』の特性

• 撒布するだけなので作業が簡単。
• 景観を損なわずに浄化できる。
• 水深１００ｍでも浄化できる。
• 散布後の維持管理費が全く掛からない。
• 経済的で広範囲の浄化が可能。
• 海水、淡水の条件下を問わず使用できる。
• 撒布するだけで広範囲の浄化が可能

湖面や海面から撒布するだけで、湖底や海底の底質の上に落ちて、微生物がヘドロの成分アンモニア 亜硝酸、硝酸、硫化水素、硫黄化合物などを吸収分解して浄化してくれます。また、浄化持続期間が長いため、 頻繁に撒布する事なく広範囲の水域環境を浄化します。

『バイオコロニー』使用目的例

『バイオコロニー』〜特性〜

温度範囲	７℃〜４８℃（最適温度：１８℃〜４０℃）
ＰＨ範囲	４．５〜９．９（最適値：６．０〜８．４）
酸素要求量	ＤＯは５ｍｇ／ｌが最適、嫌気性条件下では酸素源としてＮＯ ２、ＮＯ３ を利用することができる。
性質	通性嫌気性
生殖	細胞分裂
使用効果	複合連鎖的異種類時差分解、自然菌迎合巻込相乗効果

『バイオコロニー』使用用途例

様々な場所に使用できます。

	干潟、港湾、養殖場		河川工事汚濁浄化処理
	水産加工工場排水処理		アサリ漁場底質浄化
	畜産、養鶏場の悪臭処理		アオコ浄化駆除
	池、ダム、お堀の水処理		食品加工汚水浄化処理
	工業、農業用排水処理		余剰汚泥浄化と悪臭浄化
	畜産排水浄化処理		冷却水の水質浄化処理
	生堆肥早期完熟堆肥		２４時間風呂の温水浄化
	硝酸性汚染土壌浄化		プールの水質浄化処理
	貯水池の水質浄化		イベント会場の池水浄化
	ゴルフ場の池水浄化		蛍の生息地の水質浄化
	公衆トイレの消臭効果		釣り堀の水質浄化
	赤潮除去・防止		汚水浄化槽の水処理
	毒性プランクトン除去		養殖漁場のヘドロ浄化